弓と自転車

昨日、弓を引きに行ってきた。

高校・大学での7年間は弓道部で弓を引き、四段を取得していたのだが、社会人になってから弓を引くことはなかった。
しかし、居合をやり始めてからというもの、様々な武道に触れる機会が増えたせいだろうか、もう一度弓道家として復帰したいと思うようになった。
さらに近年では、高校や大学時代の弓道部の先輩・後輩・同輩達とも、OBが関わる行事を通じて接触する機会も増え、その気持はますます大きくなっていた。

しかし、弓道は普通の体育館で稽古ができるというものではなく、専用の道場がなくては稽古ができない。
近所に道場がないことや、道具が揃っていないことを理由に、やるぞやるぞと言いつつも、ズルズルと先延ばしにして2年ほどが経っていた。

そしてついに昨日、彼女も連れて岸和田市総合体育館内にある弓道場に行ってきた。
ここは大阪でも唯一の全天候型の弓道場で、通常は青天である矢道も含め、全てが室内という、珍しい弓道場だ。


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十数年のブランクがあること、居合の稽古も続けたいので頻繁に弓を引きには来れないことを考慮し、しばらくは団体などには所属せず、独りで基礎の稽古のみに終始しようと考えていた。
それゆえ、団体が使用していない時間に行って、独り稽古することにした。

ところが、当たり前といえば当たり前なのだが、個人使用の時間もその道場に所属している団体の人が数人いて、個人稽古を行なっていた。

独り稽古を目論んでいた私だったが、同じ空間で稽古する以上、挨拶しないわけにもいかないので、挨拶をして少し話した。
相手のプライバシーがあるので詳しくは書かないが、先生と呼ばれるや立場の人が非常に気さくに話してくれた。

その後、準備を終えた私は、素引き(矢を番えないで弓を引く)をのんびりやっていたのだが、的前を引いてみろとその先生が言ってきた。
筋力も不十分で射型も乱れているだろうから、あらぬ方向に飛ばして矢が折れたり、万が一にも事故が起こっては嫌だなと思い、しばらく基礎練習に専念するつもりだった旨を伝えたのだが、こう返された。

「一度自転車に乗れた人は、何年のブランクがあっても自転車に乗ることができる。弓はそれと一緒だからねぇ。」

なるほどなー。
じゃあ、やってみるかね。

と思い、とりあえず巻藁で矢を放ってみるたが、思っていたほど違和感はない。

そこで、十数年ぶりに的前を引いてみた。
記念すべき、復帰第一射目なので、彼女に撮ってもらった。
一番手前が私w

思っていたほど射型は乱れていなかったが、離れ(発射の瞬間)は最悪やねw
縮んでるし、力の方向も良くないし、早気(気力が充実していない内に早く発射してしまうこと。早漏みたいなもんw)
両方の手の内の緩み具合は壊滅的や。

ぼちぼち精進します。

そして帰り際に、そこの団体の入会申込書をさり気なくその先生から渡された。
ま、入るけどw

和歌山城で甲冑居合しよら。

私が稽古している竹明流抜刀術は、介者剣法と呼ばれる甲冑を装着した状態を想定した抜刀術である。

ある日、「甲冑が無料で試着できる」というネットの情報を見て、ピンときた。
それ以来、いつかやってやろうと思っていたのだが、今回ついに実現した。

甲冑が試着できるのは、和歌山城内にある「和歌山市観光協会」のブース。


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念の為に事前に確認の電話を入れたところ、休日は混むこともあるが、順番待ちをしなくてはならない程ではないということだった。

帯と刀を持って、いざ和歌山城へ。

ブースにはアルミ製のかなり本格的なレプリカの甲冑がふたつと、簡単に脱着できる子どもや小柄な女性用の簡易なものが飾ってあったが、もちろん、本格派のレプリカ甲冑を選択した。

やたら元気の良いお姉さんがいて、親切に対応してくれ、甲冑を着せてくれた。
さらに、自前の刀を差して業を抜いてみたいと希望したところ、近場であればご自由にということだったので、お姉さんとカメラ担当(彼女)を引き連れ、ガッチャガッチャと甲冑の音を鳴らしながら「紅葉渓庭園」内へ侵入。

レプリカの甲冑なので、約10kg(本物の3分の1くらい)だそうだが、緊張していたせいなのか、別段重く感じることはなかった。

一般人の「何あの人・・・」という視線にも屈せぬ、我が勇姿を見るが良い。

革靴なのが失敗だ。
草鞋を用意して行くべきだった。

そして、いよいよ業を抜く。

篭手を装着した状態での納刀は、想像以上に難しいのだ!
また、レプリカであるためか、紐しっかり結んでいたのにも関わらず、兜がずれて非常に動き難い。
抜き付けで必ずずれるため、二太刀目の時にはほとんど前が見えていないのだ。

2本目を抜いたところで、幼稚園児くらいの男の子が勇敢にも一緒に写真を撮って欲しいと言って来たので、一緒に撮った。
これを機に、将来は武道の道に進んでもらいたい。
決してコスプレイヤーの道には進まぬように。

一通り撮り終えたのだが、城をバックに抜いてみたらどうかという新たなアイディアを、お姉さん自ら提案してきてくれた。
ということで、観光バス専用駐車場の横の広場に移動。

竹明流抜刀術の中でも最も基本的な、真力と呼ばれる業を五本抜く。

機材がコンデジだったということもあるが、今回の件では、私の彼女にカメラ係を頼むのは無謀ということが解った。

お姉さんに連れられ、帰還する武者。

次回は今回の反省点を踏まえ、良い感じで全部の業をコンプするのが目標だ。

え、また行くのかって?

もちろんさ (キラーン

2012年 大阪剣友会 豊崎神社 演武レポート

夏の演武のレポしようと思って、もう冬になりかけてんだけどw

演武の予告した時の記事ねw
↓↓↓
【告知】演武を行う!

大阪剣友会の15年の歴史で初の演武。

この写真は二天一流一刀勢法の「左相八相」かな?

弓に比べたら、全くと言って良いほど緊張しなかったなぁ。
動きが激しいから、体も心もほぐれるからかも知れんね。

何人か友人が見に来てくれていたんだけど、予想外にバタバタしてゆっくり話せなかった。

【告知】演武を行う!

【告知】演武を行う!

日時:2012年7月15日 午後5時前後より30分間程度
場所:豊崎神社
住所:大阪府大阪市北区豊崎6-6-4
演武団体名:大阪剣友会
演目:竹明派二天一流剣術・竹明流抜刀術・無外流居合兵道

7月14・15日は豊崎神社の夏祭りで、演武はその2日目の夕方に行うが、例年の様子からも、かなりの人出が予想される。

大阪剣友会は、前身の道場が閉鎖されてから結成され、以降15年続いている団体だが、会としての演武を行うのは今回が初めてだ。

私は竹明派二天一流剣術・古流居合 転の型・竹明流抜刀術「四方払い」を担当する。

しかし演武を直前に控えながら、業が鈍い・・・

第弐回 武士会

去る2012年4月7日(土)に「第弐回 武士会」が行われた。

武士会とは?(Wikipedia) 

今回の参加者は、陸さん(アメリカ)・んめさん(和歌山)・ちゅーんさん(秋田)・よしよし侍(大阪)の4名。

開始は夕方からだったが、朝にアメリカから参加の陸さんと合流し、奈良にある月山記念館へ。

月山(がっさん)とは?(wikipedia)

月山記念館の鍛冶場。

製作過程ごとの刀の状態がわかるように、サンプルが展示してあった。

月山記念館の最寄り駅は三輪。

三輪そうめんで有名である。

せっかくなので、記念館に赴く前に食べた。

そうめん処 森正

これは柿の葉寿司と釜揚げだったかな・・?

こっちは山菜にゅうめんだったと思う。

そして夕方になり、大阪の道頓堀で武士会が開始された。

毎回いろいろな話ができて楽しい。

女性陣。

この後、終電がなくなったんめさんは、私の家に泊まって帰った。

体術の話をかなり聞くことができ、有意義であった。

刀匠 月山貞利 公開鍛錬

公開鍛錬の見学に行ってきた。

場所は三輪そうめんで有名な奈良県の三輪。

三輪山の麓に、月山本家の住まいと鍛錬場と記念館がある。

月山(がっさん)とは?(wikipedia)

実は先月の初めに、アメリカから来た居合道家の陸さんと一緒に月山記念館を訪問しており、その際に公開鍛錬のことを知り、今回見学しに来た。

記念館には、数振りの刀が展示されているので、少し紹介。

豪華な拵えの直刀。

ちゃんとお弟子さんに撮影許可をもらって撮ったw
ガラス越しなのでいまいちだけど・・・

彫りの綺麗な大刀。

平造りの小刀。

月山氏は年に2回くらいは公開鍛錬を行ないたいと考えているようだが、なかなかそう実現することができていない様子で、お弟子さんの話によると、今回の公開鍛錬は数年ぶりだとのことだった。

前回は2日間行なって、500人ほどが見学に来たらしい。

今回は1日で午前午後に1回づつ鍛錬が行われており、私は午前の部を見たのだが、それでも7~80人は来ていたのではないだろうか。

そして月山氏から開始の口上があり、公開鍛錬が始まる。

月山氏の弟子は、息子を含めて現在4名で、そのうち2名が作刀免許を持っているようだ。

息子は30代前半、その他は全員20代だそうだ。

火をおこしている途中で、玉鋼を見せてもらった。

一眼を持って行って写真も撮ったのだけれど、ビデオの方が良かったと後悔。

仕方ないので、iPhoneでの動画撮影に切り替えた。

最後の焼入れ(熱した刀を水に浸ける技法)は、本来は作刀技術の秘中の秘とされる。

これを見せてもらえる機会は、普通ではまずないだろう。

人間国宝であった先代の月山貞一氏も、一切公開することはしなかったという。

焼入れ後の刀を持ったまま、ギャラリーに質問の有無を問い、それに答える月山氏。

「若い世代が日本古来の技術の継承に、必死になって励んでいる。どうか力になってやってほしい。」というニュアンスの、温かい言葉で締めくくられた。

刀匠の弟子が、いかに過酷な修業をするかを少しは聞き知っていたので、なかなかに感慨深いものがあった。

かつて愛用していた弓具を晒す

弓道を再開しようと思って、実家から回収して来た。
弓道とは? (Wikipedia)

まずは弽缶(カケカン)。
確かこれは5年くらい愛用していたはず。

その中に入っている弽(カケ)。
弽とは?(Wikipedia)

次に矢筒。

正直グリーンとか、センス的にありえん色だと思うけど、大会の商品でもらったのでそのまま使っていた。

黄色のバンドは弓と矢筒を固定するための、マジックテープ付きのゴム紐。
本来は矢筒に付いている紐で結わえるのだが、すぐに緩むし便利が悪いので、こういう物を用いる。

矢。

矢とは? (Wikipedia)

箆(ノ)は全てジュラルミン製。

矢羽は、模様がある方が黒鷲で、真っ黒な方が鷹だったと思う。

筈(ハズ)は水牛角が好きで、よく使っていた。

ちなみに、一番下の矢羽根の小さな物と矢羽自体が付いていない物は、巻藁用の矢。

弓道の巻藁とは? (Wikipedia)

弓巻きを巻いた状態の弓。

弓巻きを解く。

厨二病くさいデザインwww

弓。

弦を張っていないので、反対側に反っている。

弓に関しては、また別の機会に詳しく書こうと思う。

おまけで、こんなものが出てきたw

道着とか、もっと他にも色々な道具を持っていたのだが、無くなってしまっていたなぁ・・・

演武の打ち合わせ

大阪剣友会の演武の打ち合わせのため、大阪北区にある豊崎神社に行って来た。

会の前身となった道場は武徳祭などにも出ていたらしいが、会が結成されて以降15年の歴史の中で、演武を行うのは初めてらしい。

豊崎神社の宮司は私の高校時代の弓道部の同期であり、この神社には泊まりに来たこともあった。
今回はそのつてで演武の話を持ちかけたが、非常に快く了承してくれた。

私は神道系の高校出身なので、こういう写真を撮るのはなんとなく気がひける(御神体や本殿やそういった類のものは畏れ敬うべきで、写真などを撮るのは不敬なイメージがある)のだが、宮司のOKもあったので、広さの感覚を憶えておくためにとりあえず撮っておいたw

演武の仮予定は7月15日(日)15:00~16:00ごろとなっている。

第25回堺刃物まつりでリンゴの皮をむいてきた話

第25回堺刃物まつりに行って来た。

あまり写真を撮れなかったが・・・

玉鋼は所々が虹色に光っていてキレイでマジ重かった。

会場には色々な種類の包丁が展示されていた。

家庭用の包丁やハサミなどの即売が非常に盛況で、多くの来場者が売買していた。

また、その場での柄付や銘切のコーナーもあり、研ぎには順番待ちの列ができていた。

オッチャンの手の動き、マジパネェっすw

ステージの受付のオッチャンの説得に負け、リンゴの皮むき大会に出た。

1分間でむけた皮の長さを競うのだが、私は半ばくらいで皮を途切れさせてしまい、記録は70cmで全然ダメだった。

毎年刀剣関係の業者も出展すると聞いていたので、実はそれを見に行ったわけだが、刀を持って来ている業者は見当たらなかった。

あわよくば試斬させてもらおうと思っていたのだが、残念。