新しい刀

約半年前に注文した刀が、やっと届いた。
刀のスペックは以下の通り。

刃渡り:2尺4寸
刃文:湾れ小乱
樋:棒樋
柄寸法:8寸5分
柄形状:武蔵拵
柄糸:純綿黒
柄巻:捻り巻
柄鮫皮:黒塗り
目釘:垂直一本
鍔:海鼠透武蔵(鉄)
縁頭:武蔵(鉄)
目貫:蜂(色上げ)
ハバキ:加州ハバキ(古銀仕上)
切羽:柄側古銅仕上・ハバキ側古銀仕上
鞘塗り:黒石目
鵐目:金色金具
鞘鐺:なし
下緒:純綿黒

刃は幅広。
刃紋は湾れ小乱でちょっと派手め。

鉄製焼付の質素な頭金具。

鮫皮は親粒なしの黒漆塗り。
目貫は黒と金色の蜂。

鍔は鉄製焼付で、武蔵が考案したデザインと伝えられる海鼠透かし。
縁金具は完全無地の、同じく鉄製焼付。

柄側と刃側で異なる色の切羽を指定した。
シンプルな拵えに、アクセントとなる加州ハバキは、厨二病患者にはオススメだっw

鵐目は金色の金具。

実は、納刀状態だと黒色×金色になり、抜刀状態だと黒色×銀色の組み合わせになるように、各部の色を指定している。
納刀状態だと、刃と刃側の切羽とハバキは鞘に隠れているため、鵐目と目貫の金色だけが見える。
抜刀状態だと、 鵐目と目貫が手に隠れ、刃と刃側の切羽とハバキの銀色だけが見える。

モチーフを廃し、質素で質実剛健な拵えでありながら、かつ個性的である、というのがテーマ。

vibram fivefingers を買った

ランニング用に、新しいシューズを購入した。
そのデザイン故に、米軍では使用を禁止されてしまったという一品w

vibram fivefingers KOMODO SPORT Black Silver

指の部分が5本に分かれており、完全に足の形状にフィットするため、裸足感覚でのトレーニングに有効である。
実は足指のトレーニングを始めた頃から注目していたのだが、高価な上に偽物が多く出回っているようだったので、なかなか購入には至らなかった。
しかし、大阪マラソンのエントリーを行った会場でvibram社のブースを見つけ、試着させてもらったところ、非常に良かったので大会が終わってから、正規の取り扱い店で購入した。

その後、早速ランニングに使用してみたが、なかなか良い。

こいつを履いて走る時は、主につま先で接地し、ふくらはぎの筋肉を使って衝撃を吸収しながら走らなくてはならない。
なぜなら、 ソールが非常に薄くてクッション性もほぼ皆無なので、通常の様に踵から着地しながら走ると、すぐに膝を傷めてしまうからだ。
また、地面のでこぼこもしっかり拾うので、いきなりハードなトレーニングをすると足裏を傷めるそうなので、徐々に慣らしていく必要がありそうだ。
そして、基本的に裸足での着用が推奨されていて、洗濯機での洗浄が可能。

足を持つ哺乳類で、踵をつけて走る動物はいない。
そういう意味では、生物的に理に叶った足の運びを体得できるのかも知れない。

まだ使い始めたばかりだが、マラソンだけでなく、武道にも役立つ良いトレーニングができそうだ。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ七

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六
の続き。

ニス塗り失敗の状態で修理を終了するのはどうも納得いかなかったので、黒色のアクリル系塗料のスプレーで塗装することにした。

まずは念入りにマスキング。
鐺の部分も塗装が剥げてきていたので、ついでに塗装する。

屋外で塗装して乾燥させる。

2度の重ね塗りを経て完成。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六」での失敗は、なんとか挽回できたように思う。

刀を納めると、もう少し完成度が高く見える。

今回の鞘の修理は、美しさを求めつつ、できるだけ安価に済ませることがテーマであった。

◆ 今回の鞘の修理費用

黒木綿糸(100均)105円
黒染皮藤(ネット通販)1050円
木工用ボンド(100均)105円
木工用瞬間接着剤(100均)105円
アクリル塗料黒スプレー (100均)105円
ニス(100均)210円
ハケ(100均)105円
カッター (100均)105円
マスキング用テープ(100均)105円
ラップ (100均)105円
ティッシュペーパー (100均)105円

合計:2205円

しかも修理用の材料はかなり余ったため、今回と同様の修理が後4回は可能である。
そういう意味では、 今回の修理単価は441円であるとも言え、成功ではないかと思う。

まあ、そう頻繁に修理することになってもたまらんけどなw

鞘が割れて困っている人で、このレベルの仕上がりで良いという人は、言ってもらえれば修理しますよ~w
もちろん、失敗した際の責任は負いかねますが・・・w

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍
の続き。

初めは仕上げに黒漆を塗ろうとも思っていたが、黒染めの皮藤を使用したこともあり、扱いやすいニスを塗ることにした。
クリアのニスを3回重ね塗りして、今回の鞘修理は完了する予定だった。

しかし、2回目のニスを塗り終わった時点で、事件が起こった。

できるだけキレイにニスを乾燥させるために、鯉口を下向きにして鞘を宙吊りにしておいて外出したのだが、帰宅すると大変なことになっていた。
鞘が落下してニスの容器を倒したらしく、床も鞘もニスだらけで、 しかも乾燥し始めていた。
すぐに対処したが、鞘に付着したニスは完全には除去できなかった。

そして、こういう状態になった。
写真では分かり難いが、ニスが白濁してしまっている。

ニスは薄く塗らないと、表面だけが乾燥してしまうので、下層が完全に乾燥せずに白濁してしまう。
容器から流れ出たニスが大量に鞘に付着して、そのまま固まってしまったのだ。

とりあえず、これ以上にニスを上塗りしても意味を成さないので、対処法を練る。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四
の続き。

皮藤巻きの本番。
巻き始めと終りの部分の始末を、慎重に考慮して巻いていく。

巻き上がりはこんな感じ。

少し緩みがあったものの、一応はキレイに巻けたと思う。

接着剤を使わずに巻いたので、最後に巻き始めと巻き終わりの箇所を接着する。
その後、全体にも軽く接着剤を塗布し、糸巻きの時と同様に、水を含ませてなじませる。

この後は最終段階として、漆かニスを塗ろうと思っている。

次回へ続く。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
の続き。

購入した黒染皮藤は全て1本に継っているわけではない。
そこで巻きをほどいてから、長さが十分であり、かつ状態の良い品をより分ける。

実際に鞘に皮籐を巻く前に、試行をして巻きの感触をなどを確認しておかなければ失敗する恐れがある。
そこで、まずは試行用の皮藤を1本選んで、一昼夜水に浸しておく。
水が青くなっているのは、黒染皮藤の染料が溶け出しているから。
洗濯ばさみを使用しているのは、巻く方向と反対側に反っている部分を矯正するため。

丁度良い物がなかったので、我が家の掃除機のノズルで試してみた。
断面が円形で、表面が妙に滑り易かったのでだったため、鞘よりも巻くのが難しい感じだったが、それなりにきちんと巻けたと思う。

かくして、我が家の掃除機は、重籐ノズルを有する高級感あふれる格調高き掃除機へと変貌したw

次回は本番である。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
の続き。

前回の状態のままだと、木工用ボンドの塗りムラがあって非常に汚い。

そこは私のテクで・・・w

あ~ら不思議、こんなにキレイになりますたw
マジでツルツル滑らかです。

塗りムラも凹凸もなく、とても木綿糸を木工用ボンドで固めたとは思えない。(自画自賛w)

木工用ボンドは水溶性でなので失敗してもやり直しが容易である。
また、わずかに水分を含ませて塗れば糸に染み込んでムラなく接着でき、乾燥すれば透明になるので仕上がりも綺麗だ。

このままでも十分使えそうな気もするが、表面の強度と防水性に不安があるため、更に修理作業を続ける。

ちなみに鞘の修理には、このような木綿糸を使用する方法以外にも、アルミや銅の金属板・鮫皮・布・皮藤・漆・にかわなどの様々な素材を用いられ、それらを組み合わせた修理方法が多数存在するようだ。

今回はこの上に黒染の皮藤を巻こうと思い、ネットで取り寄せた。

弓道の現役時代は、弓の矢摺籐の交換なども自分でやっていたので、籐を巻いた経験はある。
経験上、籐を巻く時のコツは一気に巻ききることで、集中しないと良い仕上がりにならない。
ここしばらくは仕事等で忙しく、集中して行える時間がないので、時期を見て巻こうと思う。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱」の続き。

巻き始めの糸を固定したら、そこからはできるだけボンドを使わないようにして、ひたすら巻いていく。

糸に軽くテンションをかけながら、糸と糸の間をしっかり詰めながら巻いていく。

半分くらい巻いたところで、手持ちの糸がなくなった。

新規に黒の綿糸を購入して作業を再開したが、以降は糸の色合いが微妙に変わった。

地道に作業を進め、一応巻き終わった。

しかし、鯉口周辺の出来どうしても気に入らなかったので、巻き直すために該当箇所の糸を解いた。

完全に巻き終えたので、所々に使用したボンドが乾くまで放置。

糸はしっかり巻かれているが、この時点では見た目がかなり汚い。

作業は続く。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱

無外流の玉光を抜いた瞬間に、鞘が割れた。

もともと上向きに抜き上げるのが不慣れな上、相当変な角度で抜いてしまったのだろう。

鯉口が完全に割れて、鞘には栗形まで達する長い亀裂が入っている。

割れは2ヶ所。

ただ、幸いなことに、割れ目はぴったりと隙間なく合っており、間を埋める必要はなさそうだ。

以前に大阪剣友会の紫明さんに教わった方法を参考に、自前で修理することにした。

まず鞘に糸を巻く。

黒の綿糸を鞘に数回巻き付け、木工用ボンドを極めて薄く塗り、糸を固定する。

この巻き始めの出来が良くないと、その後の糸の巻き具合が乱れて美しくならない。

余談だが、裁縫袋の中の黒綿糸の芯に以下のような記載があった。

私の字ではないので、おそらく母の字だろう。

「1の1」というのは学校のクラスだろうから、小学校か中学校の時のものだろう。

さすがに小学1年生では家庭科の授業はないだろうから、中学校の時の品か。

懐かしい。

作業は続く。

足指トレーニング

左手首の骨折回復のため、春からひたすらリハビリに通っている。

担当の理学療法士がひとつ年下の同年代の男性であり、同郷でもあることから、最近は特に色々と話をするようになった。

そして先日、全身の重心と下半身の安定(エロい意味ではない)に関する非常に良い事を教えてもらった。

足の指のトレーニングを行うのである。

これからその方法を記述していくのだが、せっかくなので、内容を実践しながら説明を読んで欲しいと思う。

1.靴下やストッキング等を脱ぎ、素足になる

 

 

 

準備は良いだろうか?

 

 

 

2.右足の親指と人差指の間に、右手の人差し指を入れて挟み、2~3回軽くこする。

 

 

 

できたか?

 

 

 

3.右手人差し指を顔の高さまで上げ、指を地面と垂直に立てる。

 

 

 

肩に力を入れないように。

 

 

 

4.右手人差し指をゆっくりと顔に近づけ、最終的に指の第二関節周辺を鼻に接触させる。

 

 

 

これがきちんとできていないと、意味がない。

 

 

 

5.臭いを嗅ぐ。

 

 

 

 

 

 

臭かったら、足を洗った方が良い。

超臭かったら、水虫であることを疑ったほうが良い。

気絶してしまったら、覚醒後に病院に行くことだ。皮膚科だぞ。

 

 

ちなみに、上記の行動に大した意味はない。

見事にひっかかったな、このやろう、とだけ言っておこう。

ここからが本題だ。

まず、手を触れずに、足の指を真横に動かしてみよう。

また、同じく手を触れずに、足の指全体を真横に開いてみよう。

できるだろうか?

元来、足の指は関節の構造上、真横にも動くはずで、そのための筋肉も存在するのだが、使わないために退化してしまっている。

従って、もともとレアな体質の人か、よほどスポーツなどで足を使っている人でなくては、初めから足指を真横に開いたり動したりはなかなかできないと思う。(という感じのことを理学療法士が言っていた。)

足の指が横に動かせるようになると、両足立ちの時は言うに及ばず、片足立ちの時の安定感も格段に向上するらしい。

それで、どのようにトレーニングするかというと、非常に簡単である。

足の指を1本づつ手で持って、動かしたい方向に何度も動かすのである。

トレーニングと言うよりは、ストレッチと言ったほうがしっくりくる。

この際、どの筋肉が動いているかを常に意識し、最終的にはその筋肉を用いて、手を使わずに足指を開くことができるようにする。

これは、動かない部分を少しずつ動くようにしていくという、リハビリの要素が取り入れられているようだ。

私は普段から仕事でも座りっぱなしが多く、特に足腰がなまるため、上記の方法以外に、真横だけではなくあらゆる方向に足指を動かしてストレッチを行っている。

また、つま先歩きも非常に有効な手段だと気付いたので、家で家事をする時はできるだけ踵を浮かせ、足指と足裏を鍛えつつ、姿勢が崩れないように重心を保つ訓練を行っている。

現在私が行っている足指トレーニングは以上である。

2週間ほど前から始めたのだが、指は若干しか開かないものの、第一関節の辺りの幅がわずかに広くなり、足裏の接地感覚にもかなりの変化が感じられる。

ただ急に足の感覚が変わった上に、元来運動音痴なので、どうにもバランスが良くない。

昨日の稽古時にも先輩から、咄嗟の動きに対応できるような臨機応変な足の運びを身につけた方が良いという指摘があったので、さらに下半身へのトレーニングを行っていこうと思う。