鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ七

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六
の続き。

ニス塗り失敗の状態で修理を終了するのはどうも納得いかなかったので、黒色のアクリル系塗料のスプレーで塗装することにした。

まずは念入りにマスキング。
鐺の部分も塗装が剥げてきていたので、ついでに塗装する。

屋外で塗装して乾燥させる。

2度の重ね塗りを経て完成。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六」での失敗は、なんとか挽回できたように思う。

刀を納めると、もう少し完成度が高く見える。

今回の鞘の修理は、美しさを求めつつ、できるだけ安価に済ませることがテーマであった。

◆ 今回の鞘の修理費用

黒木綿糸(100均)105円
黒染皮藤(ネット通販)1050円
木工用ボンド(100均)105円
木工用瞬間接着剤(100均)105円
アクリル塗料黒スプレー (100均)105円
ニス(100均)210円
ハケ(100均)105円
カッター (100均)105円
マスキング用テープ(100均)105円
ラップ (100均)105円
ティッシュペーパー (100均)105円

合計:2205円

しかも修理用の材料はかなり余ったため、今回と同様の修理が後4回は可能である。
そういう意味では、 今回の修理単価は441円であるとも言え、成功ではないかと思う。

まあ、そう頻繁に修理することになってもたまらんけどなw

鞘が割れて困っている人で、このレベルの仕上がりで良いという人は、言ってもらえれば修理しますよ~w
もちろん、失敗した際の責任は負いかねますが・・・w

大阪マラソン2011 エントリーして来た

昨日の夜にインテックス大阪で大阪マラソン2011のエントリーを済ませてきた。

スポーツ用品のメーカーが、ブースを並べていて盛況だった。

あまり時間がなかったので、以前から注目していたVibramのシューズを試着してきた。
これは予想以上に良かったので、近いうちに購入しようと思う。

参加者がもらえるTシャツ。

本番は大阪剣友会のTシャツで走るけど(宣伝のためにw)

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ六

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鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍
の続き。

初めは仕上げに黒漆を塗ろうとも思っていたが、黒染めの皮藤を使用したこともあり、扱いやすいニスを塗ることにした。
クリアのニスを3回重ね塗りして、今回の鞘修理は完了する予定だった。

しかし、2回目のニスを塗り終わった時点で、事件が起こった。

できるだけキレイにニスを乾燥させるために、鯉口を下向きにして鞘を宙吊りにしておいて外出したのだが、帰宅すると大変なことになっていた。
鞘が落下してニスの容器を倒したらしく、床も鞘もニスだらけで、 しかも乾燥し始めていた。
すぐに対処したが、鞘に付着したニスは完全には除去できなかった。

そして、こういう状態になった。
写真では分かり難いが、ニスが白濁してしまっている。

ニスは薄く塗らないと、表面だけが乾燥してしまうので、下層が完全に乾燥せずに白濁してしまう。
容器から流れ出たニスが大量に鞘に付着して、そのまま固まってしまったのだ。

とりあえず、これ以上にニスを上塗りしても意味を成さないので、対処法を練る。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ伍

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
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鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四
の続き。

皮藤巻きの本番。
巻き始めと終りの部分の始末を、慎重に考慮して巻いていく。

巻き上がりはこんな感じ。

少し緩みがあったものの、一応はキレイに巻けたと思う。

接着剤を使わずに巻いたので、最後に巻き始めと巻き終わりの箇所を接着する。
その後、全体にも軽く接着剤を塗布し、糸巻きの時と同様に、水を含ませてなじませる。

この後は最終段階として、漆かニスを塗ろうと思っている。

次回へ続く。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ四

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参
の続き。

購入した黒染皮藤は全て1本に継っているわけではない。
そこで巻きをほどいてから、長さが十分であり、かつ状態の良い品をより分ける。

実際に鞘に皮籐を巻く前に、試行をして巻きの感触をなどを確認しておかなければ失敗する恐れがある。
そこで、まずは試行用の皮藤を1本選んで、一昼夜水に浸しておく。
水が青くなっているのは、黒染皮藤の染料が溶け出しているから。
洗濯ばさみを使用しているのは、巻く方向と反対側に反っている部分を矯正するため。

丁度良い物がなかったので、我が家の掃除機のノズルで試してみた。
断面が円形で、表面が妙に滑り易かったのでだったため、鞘よりも巻くのが難しい感じだったが、それなりにきちんと巻けたと思う。

かくして、我が家の掃除機は、重籐ノズルを有する高級感あふれる格調高き掃除機へと変貌したw

次回は本番である。

絵描き侍、簡易アニメーションを作るの巻

先日、女子高の文化祭ステージの撮影依頼があり、撮りに行ってきた。

それを編集したDVDのオープニング用に、パンフレット用に生徒が描いた画を元にして、簡単なアニメーションを作った。

まずは輪郭を鉛筆調の線で描画。

詩的な柔らかいイメージを出したかったので、極めて淡い水彩調の色をのせる。

ベースとなる一枚の画ができたら、絵コンテ通り、コマ単位で画を描いていく。

ちなみに全部イラレ(Adobe Illustrator)で描いている。

全部描けたら、プレミア(Adobe Premiere Pro)に読み込んで動きをつける。

今回はクロスディゾルブを使って、ふわりふわりと動かす。

色々と微調整して完成。

実際のアニメーションには、学校のロゴと文化祭のタイトルとBGMが入っているが、ここでは省略。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ参

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱
鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐
の続き。

前回の状態のままだと、木工用ボンドの塗りムラがあって非常に汚い。

そこは私のテクで・・・w

あ~ら不思議、こんなにキレイになりますたw
マジでツルツル滑らかです。

塗りムラも凹凸もなく、とても木綿糸を木工用ボンドで固めたとは思えない。(自画自賛w)

木工用ボンドは水溶性でなので失敗してもやり直しが容易である。
また、わずかに水分を含ませて塗れば糸に染み込んでムラなく接着でき、乾燥すれば透明になるので仕上がりも綺麗だ。

このままでも十分使えそうな気もするが、表面の強度と防水性に不安があるため、更に修理作業を続ける。

ちなみに鞘の修理には、このような木綿糸を使用する方法以外にも、アルミや銅の金属板・鮫皮・布・皮藤・漆・にかわなどの様々な素材を用いられ、それらを組み合わせた修理方法が多数存在するようだ。

今回はこの上に黒染の皮藤を巻こうと思い、ネットで取り寄せた。

弓道の現役時代は、弓の矢摺籐の交換なども自分でやっていたので、籐を巻いた経験はある。
経験上、籐を巻く時のコツは一気に巻ききることで、集中しないと良い仕上がりにならない。
ここしばらくは仕事等で忙しく、集中して行える時間がないので、時期を見て巻こうと思う。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ弐

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱」の続き。

巻き始めの糸を固定したら、そこからはできるだけボンドを使わないようにして、ひたすら巻いていく。

糸に軽くテンションをかけながら、糸と糸の間をしっかり詰めながら巻いていく。

半分くらい巻いたところで、手持ちの糸がなくなった。

新規に黒の綿糸を購入して作業を再開したが、以降は糸の色合いが微妙に変わった。

地道に作業を進め、一応巻き終わった。

しかし、鯉口周辺の出来どうしても気に入らなかったので、巻き直すために該当箇所の糸を解いた。

完全に巻き終えたので、所々に使用したボンドが乾くまで放置。

糸はしっかり巻かれているが、この時点では見た目がかなり汚い。

作業は続く。

鞘割れ侍、鞘の修理をするの巻 其ノ壱

無外流の玉光を抜いた瞬間に、鞘が割れた。

もともと上向きに抜き上げるのが不慣れな上、相当変な角度で抜いてしまったのだろう。

鯉口が完全に割れて、鞘には栗形まで達する長い亀裂が入っている。

割れは2ヶ所。

ただ、幸いなことに、割れ目はぴったりと隙間なく合っており、間を埋める必要はなさそうだ。

以前に大阪剣友会の紫明さんに教わった方法を参考に、自前で修理することにした。

まず鞘に糸を巻く。

黒の綿糸を鞘に数回巻き付け、木工用ボンドを極めて薄く塗り、糸を固定する。

この巻き始めの出来が良くないと、その後の糸の巻き具合が乱れて美しくならない。

余談だが、裁縫袋の中の黒綿糸の芯に以下のような記載があった。

私の字ではないので、おそらく母の字だろう。

「1の1」というのは学校のクラスだろうから、小学校か中学校の時のものだろう。

さすがに小学1年生では家庭科の授業はないだろうから、中学校の時の品か。

懐かしい。

作業は続く。